こんにちは。パン教室ゆっこぱん講師のYuccoです。
今回は基本の食パンの作り方をご紹介します。朝食に欠かせないシンプルな食パン。
初心者の方にもわかりやすく解説します。
目次
食パンの材料(1斤型)
【分量】1斤分
材料A
強力粉 125g
ドライイースト 4g
砂糖 15g
スキムミルク 5g
水 170g
材料B
☆強力粉 125g
☆塩 3g
☆無塩バター 20g
☆の材料は別のボールに入れておいてください。
材料や必要な道具についてはこちらのテーブルパンの記事を参考にしてください。
食パン型について
食パン型は1斤のものを使用します。
材質:アルタイト
生産国:日本
サイズ:内寸約214(204)X95(88)XH90mm
粉量目安:約250g前後
素材はアルタイト
「アルタイト」という素材のものを使っています。
アルタイトとは、鉄にアルミメッキを施したものです。熱伝導率が良く丈夫で耐久性があります。
空焼き
使うほど油がなじんで型離れが良くなりますが、使い始める前に「空焼き」をしなければなりません。から焼きは180℃に予熱したオーブンで30~40分間程度焼きます。ふたも外して並べて焼きましょう。
お手入れ
食パンを焼いた後は、熱いうちに汚れを拭き取ります。汚れが取れる場合は、洗いません。汚れがひどく洗わないと取れない場合は、中性洗剤で洗います。水分を完全に飛ばすために、再度空焼きしてください。
作り方の手順 写真付き解説
今回のレシピは角食パンでも、山型食パンでも作れます。
1. 材料を計量し、準備します。上の写真の位置のように入れましょう。
ポイント
・ドライイーストと砂糖は隣同士で入れます。
・分量の半分の強力粉、塩、バターは後から入れますので別のボールに計量しましょう。
2. ドライイーストをめがけて水を入れ混ぜます。
ポイント
少しあたためて人肌くらいの温度にしたぬるま湯を使うと良いです。
3. ヘラを使ってよく混ぜます。ダマがなくなるまで混ぜましょう。
4. バターのかたさを確認します。
手でつぶしてすぐに形が変わるようであればちょうどよいかたさです。かたい時は手の温度で柔らかくします。
5. 柔らかくなったバターと塩、半量残しておいた強力粉を入れます。
6. 粉っぽさがなくなるまで全体を混ぜ合わせます。
7. ひとまとまりになったら台の上に出してこねます。
8. 生地を伸ばすようにしてこねます。
9. 台にべたべたと生地がくっつかなくなったら次は生地をたたきます。
生地を引っ張るようにして伸ばしてたたきます。
10. 丸めて弾力を確認します。
指で生地の表面を押してみて、はね返って戻ってくればOKです。
11. 生地を左右にVの字を描くようにして転がしてこねます。キメが整ってきます。
12. 生地を薄く伸ばしてみて切れなければこね上がりです。
13. 生地の表面を張らせるようにして丸めます。
14. ボールに入れてラップをかけてあたたかいところで一次発酵。
30分ほどおきます。オーブンの発酵機能を使っても良いです。
15. 一次発酵後、指で穴をあけて生地の状態を確認します。
指の跡がしぼまなければ発酵終了です。
穴がしぼんできてしまったら、ラップをかけて発酵時間を延長しましょう。
16. 拳で生地を押し、ガスを抜きます。
17. 生地を2分割にします。
(動画では倍量で作っていますので4分割しています。)
18. ガスを抜いて丸めます。
19. ラップをかけて10分ほど休ませます。(ベンチタイム)
20. ベンチタイム中に食パン型にバターを塗ります。
21. 麺棒を使って長方形に伸ばします。15cm×28cmくらい
ポイント
(食パン型の幅×2)-1㎝ くらいの横幅に伸ばします。
※ 幅が広すぎると型に入らないので注意しましょう。
※ レーズン等の具材を使いたい場合はここで全体に散りばめてください。
「レーズン食パン」
22. 生地の左側と右側を中心に向かって折ります。
23. 端からくるくると巻きます。
24. 型に入れます。生地は巻き終わりをし下にして型の端に入れましょう。
25. もう1つの生地も同様に伸ばして成形します。
26. もう1つの生地を反対側の端に入れ、二次発酵。
ラップをかけてあたたかいところに置いて、
生地の高さが型の高さと同じくらいになるまで発酵させます。
27. 発酵が完了したら、角食パンの場合はふたをします。
ポイント
山形食パンにする場合はふたをせずにこのまま焼きます。
28. 200度に予熱したオーブンで25分焼成します。
29. 焼けたら型の外側から衝撃を与えて型から取り出します。
軍手やミトンをはめてやけどに注意してください。
30. 型が熱いうちに汚れを拭き取りましょう。
これで食パンの完成です。
動画を見ながら食パンを作ろう
動画では2斤分の材料で作っていますので量が多くなっています。
サンドイッチ用にスライスするときは、翌日にスライスするなど、生地がしっかり冷めてからにしましょう。
焼き立てのふわふわの時に包丁を入れるとつぶれてしまったり、断面がボロボロになったりしますので注意してください。
食パンでフルーツサンド 動画
食パンが焼けたらフルーツサンドにも挑戦!!!
食パン型の代用 牛乳パック型の作り方と分量
食パン型を持っていない方は、牛乳パックで代用できます。
上記の1斤用の分量だと多いのでこちらの分量で作ってください。
牛乳パック型 ミニ食パンの分量
牛乳パック型 1個分
強力粉 200g(半量は後から入れます)
ドライイースト 3g
砂糖 12g
スキムミルク 4g
水 135g
塩 2g(後から入れます)
無塩バター 15g(後から入れます)
牛乳パック型の作り方
①牛乳パックを洗剤でよく洗い乾かします。
②上から底まで1辺を切り、底までいったら90度はさみの方向を変え、底の1辺も切ります。
③上から途中の折り目まで切り込みを入れます。(3カ所)
④上から途中の折り目までを内側に折り込み、箱の形を整えホチキスでとめます。
⑤ふた付きで使うこともできますが、今回はふたなしで作りますので、1面を全部切り取ります。
⑥牛乳パック型の完成です。
⑦クッキングペーパーを型の長さに合わせて切ります。側面→底→反対側面に巻き付けて長さを決めカットします。
⑧牛乳パックにオーブンシートを沿わせて巻き付け、折れ曲がった角の部分がわかるように、しっかりと折り目をつけます。(幅の長さの決定)
⑨折り目をつけたところでオーブンシートを内側に折り、長さも同様に牛乳パックに合わせて折り目をつけます。(縦の長さの決定)
⑩赤いしるしのところをはさみで切ります。
⑪オーブンシートを内側に折り、箱の形に組み立て、牛乳パックの中に敷き詰めて使います。
牛乳パック食パン 動画
牛乳パックはオーブンで使用した後、少しとけたように見えました。ご自身の判断でお試しください。
何回か食パンを焼場合は、1つ購入すると良いですね。
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