こんにちは。パン教室ゆっこぱん講師のYuccoです。
今回は秋の味覚モンブランパン、マロンパンのレシピをご紹介します。
2019年11月の公民館レッスンで実施したものです。
目次
マロンパンのレシピ
【分量】8個分
強力粉 100g
ドライイースト 3g
砂糖 30g
卵 20g
牛乳 105g
☆強力粉 100g
☆塩 3g
☆無塩バター 20g
材料と道具については、「テーブルパン」の記事に詳しく書いています。
マロンパンの作り方 動画
材料を準備し、計量したら早速作って早速みましょう!!
工程 解説(写真付き)
【作り方】
1. ドライイーストから離したところに卵を投入します。

2. ドライイーストをめがけて牛乳を投入します。
3. ヘラで全体をよくかき混ぜます。 ダマがなくなるまでしっかりと混ぜましょう。

4. とろみがついたら、半量の粉、塩、バターを入れ混ぜます。

バターは常温に戻してから使います。手で触ってみて、簡単に形が変わるようであればOKです。レンジであたためて溶かしバターにはしないでください。

5. 手で全体をひとまとめにします。

6. 台の上に出して生地を伸ばしながらこねます。

7. 生地がなめらかになってきたら丸めて弾力がついたか確認します。

指で押して、生地がはね返ってくればOKです。

8. 生地を転がしてこねます。

9. 生地をたたいて こねます。
10. 生地を薄く伸ばして切れなければこねあがりです。

11. 生地の表面を張らすようにして丸め、ボールに入れ発酵させます。


あたたかいところで30分ほど休ませます。
(オーブンの発酵機能を使っても良いです。)
12. 一次発酵後、生地が膨らんだら発酵の状態を確認します。


指で穴をあけてみて穴が閉じなければガスを抜きます。
穴が閉じてしまったら、ラップをかけて発酵を延長しましょう。

13. 計量して8等分にします。(全体の重さ÷8)グラムに切り分けましょう。

14. ガスを抜いて、生地の表面を張らせながら丸めます。

15. ラップをかけてベンチタイム。10分ほど休ませます。

16. 栗の形に成形します。とじ目を上にしてフィリングがのるサイズに広げます。

17. フィリングをのせ、3方向の生地を引っ張り三角になるようにとじます。

18. 形を整えて、一つの角をとがらせます。

19. 同様にあんこを成形します。(16~18同様)

20. モンブランパンを成形します。とじ目を上にして8㎝ほどの円形に広げます。
21. 手前から巻いて巻き終わりをしっかりとじます。

22. 転がして長さを出し、端と端をつまんでくっつけてドーナツ状にします。

23. 16~18の工程と同様にチョコレートを入れ成形します。
24. ラップをかけて二次発酵。


あたたかいところで30分ほど発酵させます。
(オーブンの発酵機能を使っても良いです。)
25. 発酵が終わったら、ゴマをつけたいところにだけ刷毛で水を塗り、皿に広げたゴマをつけます。白ごま、黒ゴマ、ケシの実などお好みのものをつけましょう。

26. 200度のオーブンで13分焼成。
27. チョコペンで顔を描いて仕上げます。
モンブランパンはドーナツ型のパンの上にモンブランクリームを絞ります。


板チョコで作るチョコペン
チョコペンは100円程度で購入することができます。100円ショップでも売っています。が、量が多かったり、いつも買いそろえておくのは大変です。
ゆっこぱんでは、アイシングの絞り袋と板チョコレートを使っています。
アイシング用の絞り袋は100円ショップで売っています。15枚入りで100円。

サイズ 長さ 約15㎝ 幅(一番広い部分)約12㎝
お値段もリーズナブル、大きさも普通の絞り袋より小さいので使いやすいです。

写真のようにタブレット状のチョコレートや、板チョコを割ったものを絞り袋に入れて、湯せんでチョコレートを溶かします。

先の部分をはさみでカットして使います。

カットするときは少しずつカットして、ちょうどよい線の太さかどうかチョコレートを絞り出して確認しましょう。
一気にカットして線が太すぎてしまうと使えなくなってしまいます。
ピンクなど色を付ける場合は、ホワイトチョコレートを使います。
「ストロベリーチョコ」として売っているものを使ってもOKです。
ピンク ホワイトチョコレート+イチゴパウダー
みどり ホワイトチョコレート+抹茶パウダー
むらさき ホワイトチョコレート+紫芋パウダー
マロンピューレ、ペースト、クリームの違い。どれを使う?
今回使っているフィリングについてご紹介します。
動画内で使用しているのは
①「サバトン マロンペースト」
④「カセイ・モンブランペースト」です。
2019年11月 公民館レッスンで使用したものこの2種類です。
マロンペーストは種類が色々ありますので、下記参照してください。
(以下、https://tomiz.com/より引用)
サバトン マロンピューレ
マロンを裏ごししたものでマロン本来のナチュラルな味がお楽しみいただけます。
甘みが少ないのでお菓子だけでなく料理にも。
名称 マロン(栗)ピューレ
原材料名 栗
ジビエ、鶏肉、その他の肉類の付け合せに。
牛乳、生クリーム、ブイヨンを加えてごく弱火にかけ、ピューレを溶きます。
お好みに合わせて味付けします。(塩、胡椒、コニャック等)
ホイッパーやビーターで滑らかになるまで混ぜ合わせて下さい。
サバトン マロンペースト / 240g
マロンをペースト状にし、バニラ、砂糖を加えたもの。
泡立てた生クリームと合せてモンブランに。
名称 マロン(栗)ペースト
原材料名 栗、糖類(砂糖、グルコースシロップ(小麦を含む))/バニラ香料
<モンブランクリームの作り方>
サバトンマロンペースト 230g、シロップ(砂糖:水=2:1) 10g、ブランデーまたはラム酒 5g、バター 25g
マロンペーストとバターを白っぽくなるまでよく混ぜる。シロップを少量ずつ加えながら混ぜ、最後にブランデーを加える。
サバトン マロンクリーム / 250g
名称 マロン(栗)クリーム
原材料名 糖類(砂糖、グルコースシロップ(小麦を含む))、栗/バニラ香料
マロンをなめらかなクリーム状に加工し、バニラ、砂糖を加えたもの。
クレームシャンティやヨーグルトなどに。
カセイ・モンブランペースト / 1kg
原材料名 しろあん、糖類(砂糖、水あめ)、栗甘露煮、マーガリン(大豆油、脱脂粉乳を含む)、食塩、ソルビット、乳化剤、香料、着色料(黄色4号)
白あんと栗の甘露煮の裏ごしをミックスして作った、モンブランペーストです。
モンブランのみならず、栗あんやパンのフィリングとしてもお使いいただけます。
パンのフィリングにするには・・・
③「マロンクリーム」以外は全てフィリングとして使用しています。
①「マロンピューレ」は、バター少量と牛乳を入れて固さを調整します。そのままのかたさだとボソボソとした食感でなめらかさに欠けます。牛乳や生クリームを使ってのばして混ぜ合わせ、お好みの食感となるように調整します。
原材料名を確認すると砂糖は入っていません。栗だけをペースト状にしたものだということがわかりますが、個人的には砂糖を入れなくてもパンのフィリングとして使えると思います。公民館レッスンでも砂糖を入れずに使用しました。
②「マロンペースト」は①「ピューレ」より少し柔らかいですが、やはりそのままだとフィリングとしてはかたいと思います。
牛乳や生クリームで少しのばして使うとよいと思います。
レッスンでは牛乳とバター少量を入れてのばして使っています。
③「マロンクリーム」は購入したことがありませんのでわかりませんが、①「ピューレ」②「ペースト」よりも柔らかいのだと思います。
パンのフィリングに使えるのかどうかはわかりませんm(__)m
購入次第、追記します。
④「カセイ・モンブランペースト」は材料を足したりせずにそのままフィリングに使用しています。
モンブランクリーム 茶色と黄色 色の違いは何か?
ご紹介したマロンペースト(フィリング)①②③と④では色が違いますね。
黄色・・・栗の甘露煮
茶色・・・栗の渋皮煮
この色の違いは、「栗の甘露煮」を使っているか、「栗の渋皮煮」を使っているか、の違いです。
モンブラン、私が子供のころは黄色いモンブランが主流だったような気がします。最近ではケーキ屋さんでもあまり見かけなくなりました。茶色いモンブランが主流のようです。
④「カセイ・モンブランペースト」の原材料を見てみると、栗甘露煮と記載があります。鮮やかな黄色がきれいなモンブランペーストです。かたさもちょうどよく、モンブラン口金が詰まることもありません。糖類が入っているので甘いです。
モンブラン口金は100円ショップやスーパーなどでは売っていなかったので私は合羽橋まで探しに行きましたが、ネットでも購入できます。
パン教室レッスンのご案内
埼玉県川口市にてパン教室ゆっこぱんを開催しております。
(川口駅より徒歩5分)
コースではなく単発でお好きなメニューでレッスンができますので、「マロンパン」をリクエストの上お申し込みください。
パン教室で習ってみたいけど、作りたいパンを習得するためには
・全6回のコースを受講しなければならない、
・基礎コースが終了してからではないと受講できない、
などパン教室では希望のメニューがすぐに習えないこともありますよね。
パン教室「ゆっこぱん」では、習いたいパンを習いたい時に受講できます。
1回だけの単発の受講もOKです。
失敗しないマロンパンを一緒に作りましょう!!
こちらは公民館のレッスンの写真です。
こんがり焼けて美味しそうなくりの形のマロンパンができました。
初めてでも失敗することなく作れます。
レッスンに参加したいという方は、ぜひお問い合わせください。