こんにちは。
パン教室ゆっこぱん講師のYuccoです。
今回は、栄養価の高い「胚芽」を入れたパンの作り方をご紹介します。
胚芽は健康食品としても注目されています。
ローストした胚芽を入れた香ばしいパン。
バター、卵を使わないヘルシーなレシピをご紹介します。
目次
胚芽入りロールパン 分量
【分量】16個分
材料A(先に混ぜます)
強力粉 190g
胚芽 50g
ドライイースト 8g
砂糖 20g
水300g
材料B(後から入れます)
強力粉 190g
塩4g
太白ごま油 40g
胚芽入ロールパン 作り方 動画
計量したら、早速動画を見ながら作ってみましょう。
胚芽入ロールパン 写真付き工程
計量
材料は写真のように配置します。
水と太白ごま油もそれぞれ容器に計量しておきましょう。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/材料.jpg)
混ぜる
水を入れて混ぜます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/水を入れる.jpg)
なめらかになったら、残りの強力粉(半量)と塩を入れて混ぜます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/残りの材料.jpg)
大体混ざったら、手でまとめます
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/手でまとめる.jpg)
ひとまとまりになったら生地をボールから出し、台の上にこすりつけるようにしてこねます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/片手ごね.jpg)
生地が伸びるようになったら、ボールに入れ太白ごま油を混ぜます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/生地の伸び.jpg)
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/04/cook_72.png)
スケッパーで生地を切るようにして、断面を増やします。
油脂が生地に入りやすくなります。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/油脂入れ.jpg)
生地をギュッとつかむようにして、油脂を生地になじませます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/油脂入れ②.jpg)
生地をボールから出し、油脂をなじませるようにこねます。
最初と同じように台にこすりつけるようにしてこねます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/片手ごね②.jpg)
徐々に生地に油脂が入り込み、生地がすべらなくなってきます。
最初とひかくすると下の写真のようになります。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/油脂なじんだか確認.jpg)
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/04/cook_72.png)
油脂を入れた直後は、油脂が生地の上に浮いていて、見た目もテカテカです。なじんだ後は、見た目もマットな感じになっています。
油脂がなじんだら、生地をたたきます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/たたく.jpg)
丸めて弾力を確認します。
指で押してみてはね返りがあればOKです。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/弾力確認.jpg)
生地を左右に転がしてこねます。
転がすことにより、生地のキメが整ってきます。
表面を張らせるようにして生地を丸めます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/丸め.jpg)
一次発酵
底のとじ目をつまんで閉じ、ボールに入れて発酵します。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/一次発酵.jpg)
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/04/cook_72.png)
あたたかいところで30分ほど発酵させます。
※ 室温や湿度により時間は前後します。
フィンガーテスト ガス抜き
発酵が終わったら、生地の状態を確認します。
指に強力粉をつけて生地に穴を開けます。(フィンガーテスト)
真ん中をボールの底まで穴を開けてみましょう。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/フィンガーテスト.jpg)
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/04/cook_72.png)
穴が閉じてこなければ発酵完了です。
穴が閉じてしまったら発酵を延長します。
ラップをかけて5分ほど発酵を延長した後、フィンガーテストをしてみましょう。
拳で優しく生地を押し、ガスを抜きます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/パンチ.jpg)
生地をボールから取り出し、分割します。
今回は16等分にします。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/04/cook_72.png)
個数が多い時は、一度半分にしてから分割するとやりやすいです。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/分割.jpg)
分割した生地を丸めます。
上から手のひらで押さえてガスを抜き、表面を張らせるようにして丸めます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/丸める.jpg)
この生地はべたつきやすいので、台の上で丸めた方がくっつきません。
猫の手のように指を軽く曲げ、手の中で生地を転がします。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/手の中で丸め.jpg)
ベンチタイム
全て丸め終わったら、ラップをかけて10分ほど休ませます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/ベンチタイム.jpg)
成形
10分経ったら成形します。
生地をひっくり返してガスを抜きます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/広げる.jpg)
手前から生地を巻きます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/04/cook_72.png)
巻いた部分を張らせるようにすると、空気が入らずに
きれいに巻けます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/巻く.jpg)
生地を転がして、20センチくらいに伸ばします。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/伸ばす.jpg)
写真のように輪っかを作ります。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/輪を作る-1.jpg)
赤い矢印の部分の生地を、後ろから輪っかの中に通します。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/輪っかを通す.jpg)
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/04/cook_72.png)
生地の長さに注意してください。
短すぎると輪っかに生地の端が届きません。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/注意短.jpg)
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/04/cook_72.png)
長すぎると、輪っかに通した生地が余ってしまします。
ちょうど良い長さにしないと上手く成形できません。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/注意長.jpg)
霧吹きで水を吹きかけ、オートミールをまぶします。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/04/cook_72.png)
水を吹きかけてないと、オートミールは取れてしまうので
霧吹きをしてからまぶします。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/成形.jpg)
二次発酵
オートミールをまぶしたら、天板に間隔を空けて並べます。
ラップをかけてあたたかいところで30分ほど発酵させます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/二次発酵.jpg)
焼成
発酵が終わったら、生地がひと回り大きくなります。
オーブンを200度に予熱を入れます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/発酵後.jpg)
200度で15分焼成します。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/焼成.jpg)
焼き上がったら天板を上から落として、衝撃を与えます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/04/cook_72.png)
衝撃を与えることにより、焼き縮みを防ぎます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/焼成後.jpg)
成形が難しい場合は、右の天板のパンのように、丸めた生地にオートミールをまぶしてもOKです。また、右の天板の奥の4つのように、クープを入れてもかわいいです。
小麦胚芽とは
小麦は「表皮」「胚乳」「胚芽」の3つの部分から成り立ちます。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/タイトルなし-1.png)
表皮 「ふすま」「ブラン」(麦皮)
小麦の皮の部分です。小麦の皮の部分には、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅などのミネラルやビタミンが豊富に含まれています。
しかし、製粉工程で胚乳と分けられて「ふすま」となって家畜の飼料とされ、あまり食用としては流通していなかったそうです。
現在は、「小麦ふすま」「小麦ブラン」と呼ばれ、栄養価が高いことに注目されています。
胚乳
小麦の大部分(約80%)が胚乳です。
小麦粉は、表皮、胚芽を取り除き、この胚乳部分をもとに作られます。
胚芽
胚芽とは、小麦の粒の中にある、成長すると芽になる部分です。
全体の約2パーセントしか取れません。
胚芽には、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンなど多くの栄養成分が最も多く含まれています。
製粉過程で分離され、健康食品などに使われています。栄養価が高いというのも納得できますね。
小麦胚芽の栄養 効果
疲労回復
胚芽に含まれるビタミンB2には、疲労の原因である乳酸を分解する働きがあります。
老化予防 美肌効果 アンチエイジング
小麦胚芽に含まれるビタミンEは、強力な抗酸化作用があり、老化の原因である細胞の酸化を防いでくれます。老化を遅らせることが期待できます。
また、その他にも血流の改善効果があります。血流が良くなると、全身の新陳代謝が向上し、肌の保湿性が高まりハリやつやが出ます。このような美肌効果も期待できます。
小麦胚芽 食べ方
パンに混ぜる
今回ご紹介した胚芽入りのパン。
他にも、いろいろなパンに混ぜて作ることができます。
「胚芽入りホットドッグロール」
「胚芽入りベーグル」
粉量の全体の10~15パーセントくらいを胚芽に置き換えてみましょう。
とっても栄養価の高いパンになります。
![](https://yuccopan.com/wp-content/uploads/2020/07/A.jpg)
ハンバーグのつなぎに
ハンバーグのつなぎに入れれば、栄養価の高いハンバーグになります。
余ってしまったらお料理にも取り入れてみてください。
パンケーキに入れて
パンケーキに混ぜて焼けば、栄養たっぷりのパンケーキに。
あまりたくさん入れすぎずに全体の20%くらいにしましょう。
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